以って外す
プログラムを書いていると「以上、以下」などの範囲を表す言葉はよく使う。
この言葉の意味を理解していないと、間違いなく不具合を起こすだろう。
「関係者以外立ち入り禁止って誰も入れないんじゃ?」
そこら辺を歩いているとたまに見かける看板。
ほとんど意識する事なく、というか何も考える事なく見過ごしていた事だったので、この質問の意味が全く分からなかった。
「なんで?」
少し、考えてから答えが返ってきた。
「ん、だって 5以上って5, 6, 7 ~って事でしょ」
「以上、以下はその数字を含むって事は"関係者"を含めて立ち入り禁止って事なんじゃないん」
さて、この問題をどう説明すれば分かってもらえるかな。
「以上という言葉はその通り、以て上だから含んでというのは正解」
「んで、今回気になっている"関係者以外立ち入り禁止"というのはまず、文の後半部分がメインになってる。」
「何人もその場所の立ち入りは禁止、だけど"関係者を以て外す"。」
「つまり、関係者を外して何人もその場所に立ち入ってはいけないという意味だよ」
「ふーん、そうか」
あんまり深く考えたことがなかったけど、日本語ってよくできてるなと思った。
もしかして、試されてただけか?